映画レビュー

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「ブルーバレンタイン」 18歳未満鑑賞禁止

オンナの人は彼との関係でダメだと思ったら 「もうダメ」 と言う生き物で、 オトコの人は、ダメだと思ったら 「変われるから」 と言う生き物 というのを実生活だけでなく、映画でも教わってしまった。 そんな二人の出会ったころの美しさ、はかなさはエ...
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「アバウト・タイム 愛おしい時間について」 なんでもないようなことが幸せだったと。

THE虎舞〇のほうが先にこの映画のテーマを先んじていることにほんのちょっと日本人として誇らしく思ったりして。 本作、途中で何気なく、結構重要なことに気付く。 「この映画、タイムトラベル設定、要るかなぁ?」 果たして主人公のタイムトラベル能力...
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「ゴーン・ガール」 ネタバレ 女が怖いなんて言っちゃダメ!

この映画を見て、女の人って怖い、っていう感想もあるかもしれないけど、そういうことではないと思う。 シンザン もちろん、怖い部分はあるけど 本作は、「惚れたモン負け」を描いた作品。ニックに惚れてしまったエイミーのもがきあがいたお話。と僕は観ま...
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「悪の法則」 1時間たっぷり忠告されても、聞かないときは聞かない。聞けない。

まずは僕のリドリー・スコットに対する思いから。 リドリー・スコット作品BEST5 世間でリドリー・スコットと言えば 5位・ブラックホークダウン 4位・ブレードランナー 3位・ディレクターズカット ブレードランナー最終版 2位・ブレードランナ...
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「オンリー・ゴッド」 ライアン・ゴズリングがパイプカット。

本作は難解だ!という意見も多いのだけれども。 東洋の神秘に必要以上に傾倒してみちゃったレフン監督が、マザコンで、不能な主人公と、彼も含めて、超卑怯で臆病な白人の侵略を、北野武(風の人)がバッサバッサ切り捨てる映画。 とにかく白人グループが、...
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「ワイルドスピード SKY MISSION」 4D増しの評価ですが。

初4D 4DXについては、いつかチャンス、というか「4DX」ならでは、の作品でなければ、とまあ、ある意味見に行くことを楽しみにとっておいたんです。 最大限の効果のある作品でみたい、というよりも 「下手に面白い作品でみたら、困ってしまうな」 ...
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「ウォールフラワー」 We Can Be Heroes Just For One Day

原題「The Perks of Being a Wallflower」 「壁の花(誰にも気づかれない、ぼっち)でいることの特典」 この「特典」とは何だろうか。 本作の3人の主人公はみな少し「外れている」が、それで自分は「はみ出し者」、とはと...
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「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」 当時のファッションを、最高のキャストで楽しめる映画

野良犬のような面構えのベネディクト・カンバーバッチ。 「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」 小学生の夏休み日記のようなタイトルだが、副題以外は原題通り。 サスペンスかと思いきや 本作、まったく予備知識なく観たのですが、ドイ...
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「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」 金の匂いがしないが、猫の匂いはする

2014年前半、個人的にもっとも観たかった映画。  コーエン兄弟新作、音楽映画、カンヌ受賞、黒髪のキャリー・マリガン、ティンバーレイクの歌、オスカー、と言ってもアカデミーのほうで、賞レースからの完全無視、カンヌから1年経っての公開、SHIP...
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「アメリカン・スナイパー」 傑作反戦映画「ハートロッカー」の先を行く映画だが、着地点は「ランボー」。

本作の主人公である、実在の人物クリス・カイル氏が亡くなって2年。という現実がごく最近の出来事であったとしても、このテーマを取り扱うのは若干出遅れ感はある。 そう、肌触りは違えど、「フルメタル・ジャケット」に思った、出遅れ感を感じる。 出遅れ...