映画レビュー

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「エクソシスト 信じる者」 ネタバレ お父さんは怖いよ。

無印公開から50周年。企画ありき、のホラーです。 懐かしいところで、2006年6月6日の「オーメン」リメイクもお祭り企画だったので、あれも目くじら立てずに微笑ましく楽しめました、というのはさすがに嘘ですが、本作、意外と言っては失礼だが、面白...
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「コブラ」 まだまだスタローンは死なない、死なせない。

「ロウ」を作ってさっさと死ねばよかったのに、と揶揄されたのはデヴィッド・ボウイだが、シルヴェスター・スタローンはいつ死ねばよかったのだろうか? 本作はまさしく、80年代という時代に抱かれ散った男たちの映画である。 監督:ジョルジュ・P・コス...
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「アンタッチャブル」 ギャング映画なら何でもいいわけではない

オトコの好きな映画ってあるよね。 僕的には「ロッキー4」を筆頭に「ラスト・オブ・モヒカン」「スカーフェイス」「マイ・ボディガード」あたり。 【中古】ラスト・オブ・モヒカン ディレクターズカット ブルーレイディスク 価格:10,700円 (2...
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「サルベージ・マイス」広島出身だからって何でも許すわけにはいかない

ZOOMZOOMスタジアムに年2回しか行かなかったくらいだから、ご当地だからと言って、劇場公開時に見に行くほどイカレてはいなかったが、怖いもの観たさでレンタルしました。 谷村さんが殴り倒されるシーンがある。 さすがは「キック・アス」のパクリ...
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「カナリア」 「愛のむきだし」+「ヒミズ」だったりする

「カナリア」 「サルベージ・マイス」で散々こき下ろしてもなお谷村美月作品を観たのは、やはり一部の熱狂的なファンの基点を確認してみたかったから他ない。どうもこの映画の谷村美月がいいらしい、ということだった。 カントクは唯一つまらなすぎて劇場か...
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「神様のパズル」 市原隼人の天才っぷりに泣けた。。

東映と角川の楽しい映画はさんざん観てきたので、そこには着目しない。間違っても「北京原人」や「REX」を想像してはいけない。 観るべきは、三池崇史と谷村美月だろう、と言う目論見だった。 しかし市原隼人にすっかり彼らは食われてしまった。 彼の映...
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「スノーピアサー」 僕は泣いたよ。。

「ノアの箱舟」というべき列車「スノーピアサー」には格差社会が存在し、前方車両に乗る富裕層から虐げられている後方車両の人々が革命・・・・・ じゃなくって! 前の車両に行ってみたいわ~、というだけでここまで超絶に面白い映画にするとは。 ポン・ジ...
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「メランコリア」 トリアーはきっとこう言う

正直不快な映画。 いきなりめんどくさい映像から映画は始まる。 これを「美しい」という表現をする人は最初からこの映画を見誤る。というか、どう見てもトリアーの偏屈的な趣味が全開していて美しいわけが無いのだが。 最近は出てくる女性だけでなく、映像...
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「デイズ・オブ・サンダー」 脱線、クラッシュしないストーリーとトム・クルーズ

この以前のトム・クルーズは「ハスラー2」でポール・ニューマンを引き立て、「レイン・マン」でダスティン・ホフマンを立て、大御所からとっても寵愛をうけていたころである。 でぼちぼち、自己主張をしたくなりだしたころに作られたのがこの「デイズ・オブ...
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「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」かたちはアメコミヒーローもの1発目だが

オリジナル1作目へのリスペクトも随所にありますが、むしろ幅広い観客層に観てもらいたいという意気込みを感じます。 オリジナル1作目にどうつながるかは、確かに僕ら年配層には興味があるわけですが、エンドロールでちょろっとやるぐらいなんだから、作り...