映画レビュー

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「コブラ」 まだまだスタローンは死なない、死なせない。

「ロウ」を作ってさっさと死ねばよかったのに、と揶揄されたのはデヴィッド・ボウイだが、シルヴェスター・スタローンはいつ死ねばよかったのだろうか?本作はまさしく、80年代という時代に抱かれ散った男たちの映画である。監督:ジョルジュ・P・コスマト...
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「カナリア」 「愛のむきだし」+「ヒミズ」だったりする

「カナリア」「サルベージ・マイス」で散々こき下ろしてもなお谷村美月作品を観たのは、やはり一部の熱狂的なファンの基点を確認してみたかったから他ない。どうもこの映画の谷村美月がいいらしい、ということだった。カントクは唯一つまらなすぎて劇場から逃...
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「神様のパズル」 市原隼人の天才っぷりに泣けた。。

東映と角川の楽しい映画はさんざん観てきたので、そこには着目しない。間違っても「北京原人」や「REX」を想像してはいけない。観るべきは、三池崇史と谷村美月だろう、と言う目論見だった。しかし市原隼人にすっかり彼らは食われてしまった。彼の映画を観...
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「コラテラル」 過小評価されているトム・クルーズ

コラテラル劇場公開日2004年10月30日トム・クルーズこの人ほど過小評価されている役者は存在しないのだが、40年近く第一線で活躍した彼の代表作を挙げるのは難しい。個人的には「求められたイメージの踏襲と別解釈」こそが彼の唯一無比の存在にして...
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「クリーピー 偽りの隣人」世間はもっと先に進んでいるし、もっと「リアルな恐怖」を知っている。

他人の評価を聞いて映画を見に行くことは基本的にありません。いや、評価を聞く前に観に行っているほうが多いから、と言ったほうが正解かもしれません。当時先日某ラジオの映画コーナーで、パーソナリティが絶賛していた。信じられないくらいの絶賛で、その監...
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「君の名は。」 ネタバレ 少しだけアニメ耐性が付いた僕は「君の名は。」をこう見た。

君の名は。劇場公開日2016年8月26日アニメが大ヒットした2016年公開当時の抱負のひとつにアニメ映画に果敢に挑むという、一体何に対しての挑戦かというと、ブよくわからないのですが、当時は、半年以上すぎて意外と映画を観れていないことに気付き...
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「この世界の片隅に」 アニメ耐性のついた僕が出会った幸せ

この世界の片隅に劇場公開日2016年11月12日「傷物語II」「君の名は。」「聲の形」と当時アニメ映画にチャレンジする、という目標を掲げ、最初のとてつもないハードルをなんとかクリア?し、ここまで来た僕にとって、本作を鑑賞することに「アニメ映...
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「傷物語II 熱血篇」 やっぱり、アニメ映画を観るのって大変だ。

傷物語II熱血篇劇場公開日2016年8月19日前作「傷物語I鉄血篇」前作「傷物語I鉄血篇」を観た理由は、まあ、「チャレンジ」という言葉以外見当たらないのですが、そこに繰り広げられる世界は、これまでに観てきた映画とも、僕の知っているアニメ映画...
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「キングコング 髑髏島の巨神」ネタバレ 僕は怪獣映画が嫌いだ。

「キングコング 髑髏島の巨神」劇場公開日2017年3月25日 エミリッヒ版ゴジラは、「インデペンデンス・デイ」後の過剰な期待からの見事にはしごを足元から外されたことに「ハリウッドリメイク」に不信感を抱かせた。【中古】ゴジラ GODZILLA...
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「ゴースト・イン・ザ・シェル」ネタバレ 日本カルチャーオマージュに溢れた、中国資本のハリウッド映画。

「ゴースト・イン・ザ・シェル」劇場公開日2017年4月7日ゴースト・イン・ザ・シェル/洋画価格:1,867円(2020/8/1415:53時点)時流とは少し遅れて世に出てはいるものではあるが、中国資本のハリウッド映画が続く。個人的にそれ自体...