原題「The Perks of Being a Wallflower」
「壁の花(誰にも気づかれない、ぼっち)でいることの特典」
この「特典」とは何だろうか。
本作の3人の主人公はみな少し「外れている」が、それで自分は「はみ出し者」、とはとんだ自己中心的な人間ばかり。
チャーリー、というのは、作者自身の投影なのだろうか。
答えをわかっていても、ノートに書き込み、したり顔でいて、挙手をしないなんて、そりゃ、隣の子に気持ち悪がられるよ。
この彼が、とある異母兄妹と出会うのだが、「あまい」ストーリーが始まっていく。
シンザン
最初のダンスシーンで、もう僕の観る映画ではないかなあと。
この「特典」とは、「ぼっち」だからこそ見えるもの。それをはぐくめ、みたいな感じで、どうも、そんな感じだろうか。
これはもうすでに大人になってしまった僕の意見だけど、ただ、それは「ぼっち」じゃなくても、見えるもの。とりあえず、今を、今日を生きましょう。それこそが、リアルな特典。
ボウイの「Heroes」に気付かされたこと
ここまで書いて、ボウイのこの「Heroes」の歌詞、「We Can Be Heroes Just For One Day」「刹那的に1日だけヒーローになれる」とばかり思っていたが、その1日だけを一生懸命に生きろ、その1日とは、今日であり、明日であり、毎日のことなのだ。
つまり、一生懸命毎日を生きることで初めて、ヒーローになれるのだ。
劇場公開日2013年11月22日
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