40歳代の男性からすると、トム・クルーズを観て青春を過ごし、大人になったといっても過言ではありません。
以下が、彼のフィルモグラフィ(ウィキペディアより)だが、彼が少なくとも日本でトップスターの地位を確立したのが、1986年の「トップガン」だとするとおよそ30年間、ハリウッド・スターのトップを走り続けている。
本記事は、彼の作品とその時の僕の歴史を振り返ってみて、僕が2016年をどう頑張ろうか、という決意を震い起すためだけの記事であります。
ここでは、いつもお世話になっている映画.comさんのレビューの各評価(5点満点)を乗せて追っていこうと思います。
※以下()内が映画.comさんの評価。
1981年 エンドレス・ラブ(なし)、タップス (評価2.6)
僕10歳。ブルック・シールズで性に目覚める。だが「エンドレス・ラブ」ではなく「青い珊瑚礁」。
1983年 アウトサイダー(評価3.7)、卒業白書(評価2.6)、トム・クルーズ/栄光の彼方に(なし)
1985年 レジェンド/光と闇の伝説 (評価3.1)
1986年 トップガン (評価3.8)、ハスラー2(評価3.2)
「ハスラー2」の、リーゼント、ネルシャツに黒のTシャツという、カワイイ「やんちゃ」な不良、という役どころにぴったりです。
僕15歳。大流行のビリヤードにハマる
1988年 カクテル(評価3.1)、レインマン(評価3.9)
僕17歳。「レインマン」のチャーリー・バビットの髪型にハマり、色気づく。だが、佇まいはその兄レイモンド、という始末。
1989年 7月4日に生まれて(評価3.3)
演技派トム・クルーズ最初のターニングポイント。
僕は当時、受験戦争で、風貌が帰還兵。
1990年 デイズ・オブ・サンダー(評価2.7)
トム、自分プロデュース始まる。
オレ、受験戦争から解放。合コンにて、自分プロデュース開始?
1992年 遥かなる大地へ (評価3.5)、ア・フュー・グッドメン (評価3.3)
1993年 ザ・ファーム 法律事務所(評価3.2)
「遥かなる大地」のチリチリヘアーは印象深い。
その頃の僕は、度重なる失恋のショックで、トム・クルーズどころではない。それを関係あるかないのか、このころのトムも印象薄い。
1994年 インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(評価3.4)
演技派トム・クルーズ最初のターニングポイント。見事にBLヴァンパイアを演じ切り、原作者を唸らせる。ただし、ラズベリー賞をブラピとセットで受賞。
僕は就職。生気を吸われる。
1996年 ミッション:インポッシブル(評価3.6)、ザ・エージェント(評価3.6)
1999年 アイズ ワイド シャット (評価3.2)、マグノリア(評価3.4)
トム第2期黄金期。
僕はこのとき、本当に仕事で辛かったよ
2000年 M:I-2(評価3.4)
ハリウッド映画史に残るアクション映画。トム、アクションスター開眼。
僕は角膜移植(泣)でなんとか開眼。
2001年 バニラ・スカイ(評価3.4)
初めてトムを嫌いになる。顔をつぶす、ということがどうしてもハンサム俳優からの強引な脱却作戦にしか見えなかったわけです。
2002年 オースティン・パワーズ ゴールドメンバー(評価3.0)、マイノリティ・リポート(評価3.5)
2003年 ラストサムライ(評価3.5)
2004年 コラテラル (評価3.4)
2005年 宇宙戦争(評価3.0)
トム、混迷期か?だが、「コラテラル」の名演、「宇宙戦争」の圧倒的作品力。底力はやはり超一流。
僕は混迷かつ超多忙な日々を過ごす。このあたりのこじれが今を形成?
2006年 M:I:III(評価3.6)
2007年 大いなる陰謀(評価3.0)
2008年 トロピック・サンダー/史上最低の作戦(評価3.2)、ワルキューレ(評価3.1)
トム、ながーい混迷。パラマウントとも切れる。
2010年 ナイト&デイ(評価3.4)
トム、開き直りの、会心の一撃。以降の作品選びは間違いなく、これが転機。
2011年 ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(評価3.8)
トム、命がけのアクションをこなし、世間からの評価を得、改めてスターとしての地位確立。
2012年 ロック・オブ・エイジズ (評価3.5)、アウトロー(評価3.2)
2013年 オブリビオン (評価3.2)
2014年 オール・ユー・ニード・イズ・キル (評価3.7)
2015年 ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(評価4.0)
徹底した、ファンのための、自分のための、歳を取った自分の見せ方、作品選び。唯一無比のスターになりました。
最後のほうは、僕のこと全然書いてないけど、この30年なんだかんだ、トム・クルーズの映画を観て、人生を歩んできたといっても過言ではないし、そういう40代は多いと思います。
そんな僕の、トム・クルーズ映画ベスト10がコレ。「【トム・クルーズの映画】」と「【トム・クルーズ】の映画」で、本当は違うんだけど、こんな感じです。
01位 宇宙戦争(2005)(映画.com評価3.0)
トムの映画としても、スピルバーグ映画としても、SF映画としても、僕の中では最高峰の作品。
02位 オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014)(映画.com評価3.7)
1位同様にSFですが、本作はとにかく色んな顔のトム・クルーズを楽しめます。映画自体ももちろん面白いです。
03位 コラテラル(2004)(映画.com評価3.4)
悪役トム・クルーズ。ジェイミー・フォックスももちろん良いですが、彼の演技を引き出したのは、トムだと思います。
04位 アイズ・ワイド・シャット(1999)(映画.com評価3.2)
これはどちらかというと、思い入れが強くあります。トム・クルーズの情けない表情がたまりません。
05位 7月4日に生まれて(1989)(映画.com評価3.3)
レスリングで負けたり、前半の卒業までが好きです。全編にわたってトムの一生懸命さがよく伝わってきます。
06位 ナイト&デイ(2010)(映画.com評価3.4)
自分をパロディ化することは、だいたい落ちぶれた感がでてしまうものですが、キャメロン・ディアスとの楽しい共演がとても魅力的です。
07位 デイズ・オブ・サンダー(1990)(映画.com評価2.7)
当時トム・クルーズになりたい、と思った(笑)映画。ロバート・デュバルとの共演も高校生ながら、とても興奮しました。若いっていいですね。
08位 インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994)(映画.com評価3.4)
白い肌の吸血鬼役、ということやブラッド・ピットとの共演など、見どころ満載。
09位 レインマン(1988)(映画.com評価3.9)
昔はもっと好きだったのですが、今はこのあたりでしょうか。もちろんトムにとっては最重要作の1本のひとつです。
10位 M:I-2(2000)(映画.com評価3.4)
はい、これ、完全に僕の好みです。これが1位でも全く問題ありません!
「ローグネイション」も好きですけど、それをいうと「ハスラー2」「トップガン」「ザ・エージェント」などが上になります。
トム作品にも印象薄い期間があるのですが、その中でも「映画」として、あるいは「トム」として傑作と言える作品があるのがすごいです。またそこが好きです。
同じような記事で、シルベスター・スタローンのベストを記事にしています。ぜひどうぞ!
コメント