僕は本を読まない
いわゆる小説といったものは本当に読んできていません。思い出すに、映画のノベライズされたものや映画の原作、そこから広がって、フレデリック・フォーサイスの小説を読んだことがあるぐらい。
なので生まれてこの方、映画を観て、原作より面白い、面白くない、といった評価をしたことがない、運のいい(悪い)映画オタクです。
世間的には、キングの原作映画は「原作に比べて」という前置きがどうしてもついて回るのですが、それを無視しても、割とその作品群の評価は極端です。
(いや、どちらかというと、映画単体の評価が低いモノのほうがかなり多い)
今回取り上げるスティーブン・キングも映画化された小説を読んでいないし、キングの映画化されていない小説も今後読むことはないでしょう。
そんな僕の、映画だけのスティーブン・キング原作映画ベスト10
10位:デッドゾーン
これはね、映画は本当に面白いです。監督はこのあと「ザ・フライ」を大ヒットさせるデヴィッド・クローネンバーグ。
9位 :ミザリー
アカデミー主演女優賞をハンマーでかっさらった、おばさんキャシー・ベイツがとても怖い。監督はコレの前に少年映画の金字塔「スタンド・バイ・ミー」を撮った、ロブ・ライナー。
8位 :ドクター・スリープ
きました、現時点最新作が8位です。これは「シャイニング」の続編なんですが、小説を読んでない僕が言うのもなんですが、「映画シャイニング」は「小説シャイニング」と全然違うらしく、この続編は「その両方を満たす続編」という触れ込みです。もちろん映画版のドクター・スリープ」の評価になりますが、「能力はあるが、万能ではない、むしろウジウジしている」定番の主人公がとてもいいです。主演はユアン・マクレガー。
7位 :グリーンマイル
昔はこればっかりテレビで放送していたような気もしますが、最近はさっぱりですね。
感動作!!というほど僕は熱く語れませんが、「プライベート・ライアン」のコンビ。この後トム・ハンクスは僕の好きな「ロード・トゥ・パーディション」に出演します。
6位 :ショーシャンクの空に
こちら、7位と同じくフランク・ダラボン監督。こちらも熱狂的なファンやいたる国での映画ベストで必ずと言っていいほど上位にあがる作品。モーガン・フリーマンがアカデミー「主演」男優賞でノミネート。この時のアカデミー作品賞は「フォレスト・ガンプ 一期一会」。
5位 :ミスト
「ショーシャンクの空に」、「グリーンマイル」に続く、フランク・ダラボン監督3本目のキング原作映画。ラストの絶望は言うまでもありませんが、ショップ内での人間関係が本当に怖い。フランク・ダラボンは感動作ではなくて、本来はこっちの人。
4位 :ペットセメタリー
そしてここでも超能力は役に立たない。素晴らしいです。
何かに夢中になってたり、思い込んだりしたときは、人の話は聞けないものです。
そしてベスト3
3位 :ドリームキャッチャー
やっぱりここでも超能力は役に立たない。最高です!
ウィキペディアによると、キングは「私のホラー小説の映画化された中で、本作は最高の出来だ」とDVDに収録されているインタビューで語っている。らしい。
そんなことは僕にはわかりませんが、この作品は大好きです。「スタンド・バイ・ミー」よりはるかにノスタルジーと大人の厳しさを感じさせます。
2位 :シャイニング
これは外せませんよね。問答無用。年1回は観直してます。
そしてベスト1
1位 :キャリー
人によっては、キング原作映画ベスト、というと、きっと1位、2位が入れ替わったりするのでしょう。
シンザン
【オールタイムベスト】という括りになると、「ショーシャンクの空に」、「スタンド・バイ・ミー」を挙げる人も多そうだね。
でも僕は、この悲劇が好きです。キャリー役のシシー・スペイセクがプロムでとってもきれいになるところや優しくされる(一瞬)ところなど、ほっこりします。
クロエ・グレース・モレッツのリメイクはその辺をまったく無視しちゃってる「アイドル映画」なので、別物です。
シンザン
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