ロバート・デ・ニーロと僕
デ・ニーロはやはり僕が中学のときに観た「ゴッドファーザーPARTII」のビト役のカッコよさに憧れたのが最初。そのときからアル・パチーノとデ・ニーロを両方意識しながら、映画オタクの道まっしぐら(途中、チャールズ・ブロンソンに夢中のおかしな中学生)。マフィア映画、ギャング映画と言えば、パチーノか、デ・ニーロ。映画館で初めて見たデ・ニーロは「ミッション」。これの印象は「エンゼル・ハート」、そして「アンタッチャブル」、「ミッドナイト・ラン」にかき消されます。
大学生の僕とデ・ニーロ
大学生の頃の僕は、パチーノベストの時に語ったように、「ジュラシック・パーク」みたいな大学生っぽい?映画やラブロマンス的なデートムービーに夢中になります。
「ヒート」の感動を頂点に、以降もそれなりに追っかけてはいたのですが、「アナライズ・ミー」あたりから全く見なくなりました。
2000年以降のデ・ニーロと僕
「ボーダー」を「夢であってほしい」とまで思わされるまでに、僕の中でのデ・ニーロは縁遠くなり、久々注目を浴びた「マイ・インターン」の、なんだかカワイイ、分かっているオジサマ役にも全く興味がわきませんでした。
「アイリッシュマン」
最新作「アイリッシュマン」はオスカーを盛り立てましたが、CGでの若返りの違和感よりも、今更感、のほうが先に僕は感じました。これをお祭りとして有難がるのはいいけれど、その年のベスト1とかにするには、過去の作品群がまぶしすぎるし、僕には別になくてもいい祭り、という結果でした。
そんな僕のデ・ニーロ映画ベスト10
ずいぶんテンション下げた感じですが、デ・ニーロ映画ベスト10を記事にするのはとても楽しいです。パチーノ同様、2000年以前の作品が占めますが、そりゃあ、仕方ないですよ。
ではここで、WatchMojo.com より
Top 10 Robert De Niro Movies
10位:アナライズ・ミー
9位 :ディア・ハンター
8位 :アンタッチャブル
7位 :ミーン・ストリート
6位 :カジノ
5位 :ケープ・フィアー
4位 :グッド・フェローズ
3位 :レイジングブル
2位 :ゴッドファーザーPARTII
1位 :タクシードライバー
では僕のベスト10です。
10位:恋に落ちたら…
そこは、「恋に落ちて」や「アイリスへの手紙」でしょ?という声を遮っての10位。デ・ニーロ、サーマン、マーレイの共演が楽しい、楽しい。
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9位 :アンタッチャブル
当時映画館で見た時の興奮は今でも覚えていますが、僕の中では、だんだん評価が下がっている本作。ですがデ・ニーロのアル・カポネは出番は少なくとも、インパクト大です。
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8位 :ヒート
僕の中では、最後のデ・ニーロ。少しやり過ぎな、臭いところはありますが、後世に及ぼした影響は、全盛期の作品にも劣りません。ちなみに当時映画館で見た時は、やっぱり同じ画面に映っていないことに不満ありました。
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7位 :ケープ・フィアー
おそらく体力的も精神的にも最後の肉体改造。当時はやりのサイコもの。今見ると、デ・ニーロ演じるケイディの暴力や、主人公家族の妻子に迫る姿は結構ヤバく、吐き気をもよおすほどです。
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6位 :ミッドナイト・ラン
当時デ・ニーロがこんな軽い役を?と思わされた日本でクリスマスシーズン公開作品。デ・ニーロ扮するウォルシュがモーズリーの手帳をスり、ポーズを決めるところは、「タクシードライバー」のアレに匹敵するほどです(僕だけですね)。
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5位 :キング・オブ・コメディ
「ジョーカー」のおかげで、注目を浴びた本作。ですが僕は高校生の時にこれを観た時、マネをしてました。僕も寂しい人間だったんですね。
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4位 :タクシードライバー
デ・ニーロといったら、コレ。という人がとても多いのは分かります。僕も大好きです。なんですけど、僕はトラビスのキャラクターが年を追うごとに共感を得ることが出来なくなっています。
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そしてベスト3
3位 :ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
デ・ニーロの80年代の映画はどれも長く、その最後にあたるのがコレ。これのディレクターズカット版も最近観ましたが、デ・ニーロ扮するヌードルスの、度を越えた友情が分かりやすくなってましたね。
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2位 :ゴッドファーザーPARTII
つい最近までは、本作のデ・ニーロが一番好きでした。静かに、冷酷に、だが家族や仲間を大切にする姿、そして猿まねではない、マーロン・ブランドのビト・コルレオーネの若き日を見事に演じています。
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僕のデ・ニーロ映画ベスト1
1位 :ディア・ハンター
僕は初見は高校生で、デ・ニーロというよりは、ベトナム戦争ものとしてVHSで観ました。もちろん前半は退屈で、中盤萌え、後半退屈といった評価でした。ですが、最近25年ぶりに再見したところ、非常に楽しむことが出来ました。デ・ニーロ演じるマイケルの苦悩、ロシア移民のアメリカ人としての誇り、そしてマイケル・チミノのある特定の人種や人々への誤解されがちな思い。25年前の評価を思いっきりひっくり返しました。ここでのデ・ニーロはクールで、熱く、悲しく、そして「美しい」のです。
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さいごに
他素晴らしい作品(といってもほんの一部のみ紹介です)
「レイジングブル」
「グッド・フェローズ」(これらは当たり前)
「俺たちは天使じゃない」
「コップランド」
「リベンジマッチ」
アル・パチーノ映画ベスト10。レジェンドの大いなる傑作を振り返ってみる。
アル・パチーノと僕 僕のアル・パチーノとの映画での出会いは、中学生の時のVHSで観た「ゴッドファーザー」になります。それはもう、映画オタクになりつつあった中学生には、大変なもので、それ以後、マフィア映画、ギャング映画、そしてアル・パチーノに...
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