2016年2月20日に行われた、ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフルの企画に乗っかって、僕もやります。
以下は、その番組でのリスナーによるスタローン作品ベスト10です。
09位:コップランド
08位:デモリションマン
07位:クリフハンガー
06位:オーバー・ザ・トップ
05位:クリード チャンプを継ぐ男
04位:コブラ
03位:ロッキー4 炎の友情
02位:ロッキー
01位:ランボー
なるほど、うん、実にタマフル・リスナーによる、普通の映画ファンではない、ランキングだと思う。
確かに今ランキングを取ったら、これ以上のものはないだろう、というぐらい(ランキングの信ぴょう性を疑ってしまうぐらい)、世代的にもバランスがいい。
「デモリションマン」「クリフハンガー」が入ること、「コブラ」「ロッキー4」が上位にあること、おそらくは、投票者の平均年齢は、僕よりほんのちょっと低いぐらいかと見える。
では僕のベスト10です。
09位:暗殺者(1995)
08位:オーバー・ザ・トップ(1987)
07位:コップランド(1997)
06位:スペシャリスト(1994)
05位:クリード チャンプを継ぐ男(2015)
04位:コブラ(1986)
03位:ランボー(1982)
02位:ランボー怒りの脱出(1985)
01位:ロッキー4 炎の友情(1986)
はい!「ロッキー」外しました。はい、いいんです。スライの最重要作品ですけど、いいんです。でもやっぱりタマフル・リスナーだったら、僕のこのベストってすっごい納得してくれると思う。
本当に僕の青春のスタローンとは、80年代後半の作品群。「ロッキー」は後追いしかないわけです。

いやいや、ああ、「フィスト」(1978)、「デッドフォール」(1989)、「ドリヴン」(2001)もいいなあ。
1位:ロッキー4 炎の友情
僕がね、「ロッキー4 炎の友情」を評価しているのは、
・男なら燃えるトレーニング・シーン
・ベタながらも、ドラゴとのトレーニングの対比が楽しい
・ドラゴよりも、ブリジット・ニールセンの悪役っぷりがすごいかっこいい
・短い上映時間
・メインテーマ曲を棄ててまで、なおテンションを確実に上げる楽曲
・アメリカ万歳はルックのみ、実はアメリカ批判もある(アポロの立ち位置)
そして、ここが一番なのですが
・頂点に立った男の物語のその後のストーリーにチャレンジしている
あんなのはロッキーではない、という意見に僕はこう問う。

「どん底から頂点に立った男が、そこからどうするか、をちゃんと描いた作品があるか?」
ロッキーのような、どん底からのアメリカンドリームものは数あれど、再度頂点に立ち直し、その男がその後どう生きるか、を描いた、そんな作品はそうそうない。
2位:ランボー 怒りの脱出
理由ははっきりしてます。
観た当時が中学生なら、「ランボー」の「殺さない哀愁」より「皆殺しの哀愁」でしょう。
言っちゃ悪いが、中学生にとって、「ランボー」はストレスがたまる作品だったのです。そこへ「2」でベトナムへ。

これ以上、中学生の期待に応えた作品なんか他にあるかい!
もちろん本作から正式になった「RAMBO」というタイトルも中学生には刺さった。
3位:ランボー
小学生の僕が、卒業アルバムに「なりたい職業、シルベスター・スタローン」と書いた理由がコレ。

「It’s a long road」の流れるラストはたまらない。
4位:コブラ
ひたすら中学生のヒーロー、スタローンの「かっこいい、マネしたい」ヒーロー像。他のヒーローよりも、良くしゃべる、というのもいい!

「ナイトホークス」のヒゲ面に中学生は燃えないわけで。
中学生が燃える刑事像がここにあった。続編が出来なかったのは、ブリジット・ニールセンのせいに違いない。
5位:クリード チャンプを継ぐ男

アカデミー賞。。。悔しすぎ。。。
6位:スペシャリスト
スライ唯一のファッショナブルな映画として、心に残る。

スタローンは女に振り回される役がよく似合う。
7位:コップランド
彼本人の役も良いが、ハーベイ・カイテル、ロバート・デ・ニーロといった演技派俳優を肩を並べた、といった事実に涙。なんといってもその太った風貌に懐かしさと哀愁。

デ・ニーロ初共演 当時は小躍りしました。
8位:オーバー・ザ・トップ
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とにかく男前のスライ。男前度では次点は「コブラ」「スペシャリスト」。

サントラの充実度なら、スライ映画トップ。
9位:暗殺者
みなさん、この作品忘れてませんか?ドナー監督、バンデラス、ジュリアン・ムーアですよ。

後輩からケツを突っつかれるスライもいい。
10位:勝利への脱出
サッカー少年であった僕はやはり外せない。
これまでの計画がなんだったの、という脱出劇は置いといて、ラストの選手への称賛はスポーツを愛する者にとっては、やはり心地いい。

不器用なスライがキーパーていうのが、もう楽しい。
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