ホラー映画ベスト10 映画オタクが選ぶマジで怖い10本。

ホラー映画と僕
 ホラー映画は良く見る方ですが、あんまりマイナーな作品は知りません。ホラー映画ってやっぱり、低予算で作られて、観るに堪えない作品がゴロゴロしているので、お金と時間を返せ、ということがよくあるので、誰かのブログやレビューを参考にして観ることも多いです。ただホラー映画といっても、怖いの種類にいろいろあるわけで、見た目が怖い、ドッキリが怖い、グロイから怖い、ストーリーに震える、あたりでしょうか。このあたりを星にして、総合点でBEST10を考えてみました。

 また、僕は映画オタクですが、ホラー映画オタクではないので、それは怖くないよ、と言われる作品もあるかもしれませんが、大目に見てやってください。

ではいきます。

 

 

10位 :死霊館

ショック度:2点
グロ度  :1点
恐さ   :4点
完成度  :4点

オーソドックスなオカルト映画。和洋折衷な、かつての名作ホラーにオマージュささげた、まさに「資料館」的な映画。あんまり古い映画を観るのはイヤだという人にはこちらがオススメ。これの続編もあります。主人公の女性霊媒師を美しいヴェラ・ファーミガが演じています。

またホラー映画では一部お約束的になっている「いやらしいシーン」が無いのも好感触です。実際「IT」と同じように、劇場公開時女性客が多かったのも印象的です。

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9位  :ヘレディタリー 継承

ショック度:3点
グロ度  :3点
恐さ   :2点
完成度  :4点

ここ最近で最も怖いといわれた作品。最近では「ミッドサマー」で一躍日本でも有名になったアリ・アスター監督作。こちらも「死霊館」同様、多くの名作ホラーの影響を大きく受けています。こちら、怖い顔の女優さんが素晴らしいです。

「ミッドサマー」同様、うっかりするととんでもないグロいカットが入るので要注意です。
ストーリーは、どこに向かおうとしているのかわからない語り口に上手さを感じます。

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8位  :サスペリア

ショック度:4点
グロ度  :3点
恐さ   :2点
完成度  :4点

 リメイクの方も面白いのですが、ランキングに上げるならこちら本家の方。グロさ、というより、イタイ、のほうが適切でしょうか。色使いがとても印象的なのと、イタリア・プログレのゴブリンの音楽がブイブイ走ります。
 正直、ストーリーが面白いかというとそんなわけはなく、女の子がキャッキャ言って、よく分からないものから逃げて、ばっさり殺される、それだけです。それでいいのです。完成度はその意味で高ポイントです。

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7位  :ババドック

ショック度:2点
グロ度  :1点
恐さ   :5点
完成度  :5点

シンザン
シンザン

うっかり飲んではいけないシングルマザー処方せん

 

と僕はこの映画を評し、とても大好きな作品です。
 子育てって本当に大変なんです。これをホラー映画とだけ括るには、ちょっともったいないぐらい厳しくやさしく、そしてたくましい映画です。この監督の最新作「ナイチンゲール」は少し欲張りすぎ、盛り込み過ぎて、若干観客を戸惑わせる結果となってしまってましたが、まだまだ期待大です。

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6位  :シャイニング

ショック度:3点
グロ度  :1点
恐さ   :4点
完成度  :5点

言わずもがな、のスティーブン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督、ジャック・ニコルソン主演の名作。当時小学生でした僕は、親がこれを観たいといって劇場の前に立ち止まった時、おしっこを漏らして拒否した壮絶な過去があります。<

 大きくなって観た時は、怖さよりもまずは単純にお化け屋敷映画として観ましたが、大人になってみた時は、ジャックの視点で観ることが出来、それがまた怖くなりました。

 

シンザン
シンザン

これの続編「ドクター・スリープ」も素晴らしい作品です。

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5位  :キャリー

ショック度:3点
グロ度  :2点
恐さ   :4点
完成度  :5点

 これもスティーブン・キング原作の大傑作。主人公を演じた女優シシー・スペイセクがどんくさい。かわいそう。カワイイ。コワイ。映画の登場人物でここまで複雑な感情を抱いたことはありません。
 ちなみに、僕は「あの有名な」ラストシーンはあまり好きではありません。

 

シンザン
シンザン

これのリメイクで、クロエ・グレース・モレッツ主演のがあるけど、あれはアイドル映画だからね。

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4位  :死霊のはらわた

ショック度:3点
グロ度  :5点
恐さ   :4点
完成度  :4点

 僕は公開当時のポスターを見てるんですが、ポスターが怖い記憶があるのが、「シャイニング」とコレ。コレはまあ、中学生でしたから、ちびりも泣いてもいませんが。

 中身も相当怖くって、怖すぎて笑える、といった当時の感想はあくまで映画慣れした大人の感想で、僕はビビりまくりでした。

 また、最初の犠牲者のアノシーンには、中学生としては、相当刺激的でトラウマ的でもありました。当時でもすでにホラー映画に必ず「いやらしいシーン」がある、とは思ってましたが、これはいけません。中学生には毒です。

 今ではすっかり笑いながら観てます。上映時間が短いわりに、意外とまったりしているところがまあ、マイナス点でしょうか。

 

シンザン
シンザン

それでも「毒」の部分も含め、映画史に残る作品です。

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さて、いよいよベスト3

 

 

3位  :悪魔のいけにえ
ショック度:4点
グロ度  :2点
恐さ   :5点
完成度  :5点

 実は直接的なグロシーンはそれほどないのですが、「それ」と分かるシーンや描写が本当に怖くて、実際にチェーンソーでバラバラにされたシーンがあったかのような思い違いをします。本当に怖いです。また登場する殺人鬼一家が怖いのなんの。とにかくオープニングからヤバイヤバイ。
 大人になってみると、アメリカには、ニューヨークやロサンゼルスだけじゃなく、こういったド田舎の一面もあることで、ホームステイとか恐ろしくなった記憶があります。

 このあと、数々の「アホな」続編が出ましたが、本家本元トビー・フーパー監督の「2」のみが楽しかったぐらいですね。

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2位  :オーメン

ショック度:4点
グロ度  :3点
恐さ   :4点
完成度  :5点

 1970年代オカルトブームの中のうちの傑作。もちろん格調高い(っぽい)つくりの第1作が一番怖くて、面白いです。子供のころから、首チョンパ、を筆頭に、ひどいやけどの神父さん、暗闇のなかの怖い顔の乳母さん、そしてそれ以上に怖いお母さんの顔。全部幼少期のトラウマでした。
 もちろん今は全部楽しめてます。
 映画史的には悪魔の子ダミアン、というキャラクターと、「オーメン=不吉な予兆」、ピタゴラスイッチ的な殺人シーンがのちのホラー映画に大変な影響を与えています。

 音楽が一層派手にエキサイティングな2作目。音楽同様に殺人シーンがエンタメ化し、それはそれで正しい続編だと思います。少年ダミアンの苦悩もとってつけたような感じではありますが、それよりも周りのお話が残念な感はあります。3作目は見どころはサム・ニールだけという結果ですが、一応ケリをつけた3部作といったことで、3位の「悪魔のいけにえ」より上にしました。

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1位  :エクソシスト

ショック度:4点
ゲロ度  :3点
恐さ   :5点
完成度  :5点

 点数を見ていただいて分かるように、3位から1位は同一ポイントで、どれが1位でも構わないのですが、「悪魔のいけにえ」は僕が子供のころ、あまりテレビではやってなく、月曜ロードショーなどで、さんざんやっていた「オーメン」や「エクソシスト」に当時の荻昌弘さんのことまで怖いと思うようになったトラウマと、それを克服したという意味で、順位がこうなりました。

 シリーズで見ると、まあ、どっこどっこいなんですが、ケリをつけた、という意味では「オーメン」、割と続編全部面白く観れるのが「エクソシスト」。上記2シリーズは「悪魔もの」ですが、「猟奇殺人もの」としての圧倒的なトップに立つのが、「悪魔のいけにえ」ということになります。
 さて、「エクソシスト」ですが、子供のころ、リーガンの顔がああなるのがやっぱりダメで、さんざん逃げ回った記憶があります。首が真後ろに回ったり、サブリミナルで怖い顔も出ますしね。
 大人になると、宗教観、人の親になると、子供が意味不明の病気にかかることの恐怖、映画リテラシーが高くなると、子供が親の言うことを聞かなくなる、汚い言葉を話す、セックスに興味を抱く、といった、子供から大人になるまでの複雑な過程に不安と恐怖を抱く観方をするようになります。
 本作の続編は、公開当時大不評だったけど、今現在一部のマニアに人気の「2」。ひっそりと公開されたが、のちに「怖い」映画として、シリーズの枠を超えて取り上げられる「3」。「ダイ・ハード2」のレニー・ハーリン監督のエンタメ度があがった、当時「前日譚」ブームに乗っかっただけのように思われたが、メリン神父の過去を描くという「2」の、もっと過去を描いた「ビギニング」。その前に製作会社がNGを出したポール・シュレイダー監督版の「ドミニオン」。とバリエーションは多い。
 なんだけど、それもやっぱり「1」あってのこと。「1」を見ずして、それらを観ることはあってはならないし、観る価値はないと思います。
 ちなみに「1」についても「ディレクターズカット版」なるものもありますが、これも蛇足の追加シーンでしかないので、オリジナル版を見るのがよいでしょう。

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