「ライフ」ネタバレ 狂ってなければいけないアイツ。

「ライフ」
劇場公開日 2017年7月8日

 

 

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エイリアンもの

僕のような病んだ映画ファンなら、地球外生物は、地球人を襲ってこそなんぼ、なわけで、駄作「デンジャラス・ラン」のダニエル・エスピノーサ監督に大いに不安があるものの、我らがヒロユキが大フィーチャーされているのなら、作品のデキどうのこうのは、言わんでおこうとは思っていたものの。。。

 

 

 

これはだめだよ。

 

 

 

 

 

「ライフ」

 

序盤の長回し風のカメラ。

ステーション内の位置関係や人物設定、人間関係をスマートに見せてくれるのならともかく、いかにも「オレ、やってるぜ?」な絵作りがわずらわしい。

 

本作のエイリアン、カルビンくんの手袋を破る方法、あれはいくらなんでもしらけるよ。

 

役者は濃いが、すべてのキャラ設定も切った貼ったのコピペ設定。さらにその描写も「はい!1シーン入れましたからね、この人、こういう人ですよ」という箇条書き描写にドラマの編集版のような薄さ寒さを感じる。

 

ヒロユキの感情的なバカな行動は普通なら「報われる行動」だが、本作、妙に定番から外そうとするため、積み重なってもいないチープなキャラ描写のせいで、ドラマがラストに向かって盛り上がらない。

ラストをあえて外していくのなら、キャラ設定はもっと丁寧に描いてもらわないと。

そこを見てもらいたいはずなのに、そこを全くうまくできていないんだから、最低点しか上げられない。それならもっとチープな「B級C級定番エイリアンもの」のほうが全然いい。

 

キャラ的にはジェイクのキャラが一番アウト。

 

ジェイクの「あのセリフ」がとかいろいろみんな言ってるけど、あいつ、キャラ的には宇宙でアタマが、精神がおかしくなっていないといけないんだぜ?

 

ラストの展開、あそこは絶対「わざと」でないといけないんだよ。

 

もう一つ言うと、カルビンの命名で序盤、いったん地球からの視点が入るが、あれは全く不要。本作、地球に着いた時の安堵感とそこからの転落こそが「妙味」なのに、地上を映すのは、本当にあのラストだけでないといけない。

 

 

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