「グリーン・インフェルノ」 新宿武蔵野館は老若男女(もちろん18禁です)入り乱れの超満員!

!!映画もアレですが、本文も、十分にネタバレなので、注意です!!
でも怖い画像は貼りません。イヤだし。

待ちに待ったジャンル(僕は違います)

ある人にしてみれば、スターウォーズ前夜祭とでも言うぐらいの盛り上がり(言うのか?)。

何を思ったか、なんとなく時間があったので、寄ってみた。幸いにして(幸いか?)1席ズドンと空席あり。迷うことなく(ここまでくりゃ迷わない)入場。

そう、新宿武蔵野館は超満員。

新宿武蔵野館

新宿武蔵野館の、客層を眺めていると、意外や意外、濃い客層の合間にカップル、女子ペアもいる。

みんな、好きだなあ(笑)、と自分のことを棚に上げながら鑑賞開始。

隣は若いカップルさんで、ずーっと小声で話している。ちなみに僕は、上映中話をしている客のことは迷惑と思っていない。だって、ただの映画ですから。黙って腕組んで観る、をマナーというのは変だと思っている。(さすがに前の座席を蹴るのはアウト)

ましてや、こんな映画ですからね。やんややんや喋って観るのもアリです。

退場大歓迎。まあ、そういう展開を横で期待することを楽しんでいたこともあり、映画の中身はさっぱり覚えていない。というのは言い過ぎですが、映画の前半45分が死ぬほど退屈で、そりゃ、ゴアシーンでカップルが沈黙するのを楽しみにするでしょ。

で、飛行機がなんでか落っこちて、やっと、見せ場がくる。

なんですけどね、この映画、吹き矢でオトされてカヌーで連れてかれるところが一番怖く、最初のごちそう(?)のシーンは、確かに絵的に、これぞゴア、な画なのだが、それが終わると、パタンとテンションが急降下してしまうのです。

囚われのなか、ダラダラ緊迫感のない会話があったり、くだらないコメディに走ったりと、どうにも緩い。

カニバリズム映画に求められている描写とは

さらにいただけないのが、最初のごちそう以後、見せ場がほとんどないのである。もっとイカンのは、序盤で、◯〇〇の根元は観れるが(見たくないが)、お姉さんがごちそうにならないのである。

シンザン
シンザン

女の人が喰われると、さすがにヤバさは跳ね上がるんだけどね。

女性陣は3人も残っており、軒並み美人なのだが、おっさんのバラバラは良くって、お姉さんがダメな理由が分からない。

新宿武蔵野館の、血に飢えた観客を満たすことはなく、その緩さへの失望感で包まれたのは感じた。これはもう、男性差別だと(笑)。

だが、お姉さんのそれを本当に見せられると、さすがにトラウマ必至。

 

シンザン
シンザン

「食人族」はそれをやっちゃったんだよね。。。

総じて、「食人族」の映画を撮りたくて作ってみたものの、「映画」をつくることをすっかりおざなりになってしまった、ただの「キワモノ映画」の域にとどまった感があります。

イーライ・ロスの名前で、これはもうちょいかな。

さいごに

主人公の白塗に、懐かし「類猿人ターザン」を思いだしましたが、元はボー・デレク。とんでもなくエロティックでした。

監督と主演女優の関係、という意味でも、「類猿人ターザン」を意識してそうですが、こちらの監督と主演女優がおなじく夫婦でも、逆にエロティックな描写は難しかったのかもしれないですね。

シンザン
シンザン

そうそう、隣のカップル。最後まで残ってました。

劇場公開日 2015年11月28日

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