映画レビュー

「カナリア」 「愛のむきだし」+「ヒミズ」だったりする

「カナリア」「サルベージ・マイス」で散々こき下ろしてもなお谷村美月作品を観たのは、やはり一部の熱狂的なファンの基点を確認してみたかったから他ない。どうもこの映画の谷村美月がいいらしい、ということだった。カントクは唯一つまらなすぎて劇場から逃...
映画レビュー

「神様のパズル」 市原隼人の天才っぷりに泣けた。。

東映と角川の楽しい映画はさんざん観てきたので、そこには着目しない。間違っても「北京原人」や「REX」を想像してはいけない。観るべきは、三池崇史と谷村美月だろう、と言う目論見だった。しかし市原隼人にすっかり彼らは食われてしまった。彼の映画を観...
映画レビュー

「スノーピアサー」 僕は泣いたよ。。

「ノアの箱舟」というべき列車「スノーピアサー」には格差社会が存在し、前方車両に乗る富裕層から虐げられている後方車両の人々が革命・・・・・じゃなくって!前の車両に行ってみたいわ~、というだけでここまで超絶に面白い映画にするとは。ポン・ジュノ監...
映画レビュー

「メランコリア」 トリアーはきっとこう言う

正直不快な映画。いきなりめんどくさい映像から映画は始まる。これを「美しい」という表現をする人は最初からこの映画を見誤る。というか、どう見てもトリアーの偏屈的な趣味が全開していて美しいわけが無いのだが。最近は出てくる女性だけでなく、映像までめ...
映画レビュー

「デイズ・オブ・サンダー」 脱線、クラッシュしないストーリーとトム・クルーズ

この以前のトム・クルーズは「ハスラー2」でポール・ニューマンを引き立て、「レイン・マン」でダスティン・ホフマンを立て、大御所からとっても寵愛をうけていたころである。でぼちぼち、自己主張をしたくなりだしたころに作られたのがこの「デイズ・オブ・...
映画レビュー

「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」かたちはアメコミヒーローもの1発目だが

オリジナル1作目へのリスペクトも随所にありますが、むしろ幅広い観客層に観てもらいたいという意気込みを感じます。オリジナル1作目にどうつながるかは、確かに僕ら年配層には興味があるわけですが、エンドロールでちょろっとやるぐらいなんだから、作り手...
絵本

絵本「いないいないばああそび」 0歳 ラストのサプライズの意味 ★★★☆☆

いないいないばああそび作・絵:きむらゆういち出版社:偕成社ウチの娘は0歳からページ目いっぱいの画が良いんでしょうね。娘はこれをよく読んでました。ラストのお母さんが豚というのが、0歳の子にどう映るのか、作者はどういう意図でそうしたのか、この部...
絵本

絵本「いっしょにあそぼ しましまぐるぐる」 0歳 タオルのしましまはよかったが。。★★☆☆☆

いっしょにあそぼしましまぐるぐる絵:かしわらあきお出版社:学研ウチの娘は0歳から紙が厚いので、0歳の娘も破くことはできず。なのはよかったのですが、しましまにぐるぐるに食いついてくれません。娘はタオルを目の前でひらひらさせると大喜びしてくれ、...
絵本

絵本「もいもい」 0歳 「ごぶごぶ ごぼごぼ」のあとにどうぞ ★★★★☆

もいもい絵:市原淳監修:開一夫出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワンウチの娘は0歳から「ごぶごぶ ごぼごぼ」と比較したくなります。胎内を想像させ、なんとなくそこから出ていくようなストーリーを想起させる「ごぶごぶ ごぼごぼ」と違ってこちらは...
絵本

絵本「いないいないばあ」 0歳~1歳 絵柄に食いついてくれるかどうか ★★☆☆☆

いないいないばあ文:松谷みよ子絵:瀬川康男出版社:童心社ウチの娘は0歳からウチの娘は僕のいないいないばあに激しくリアクションしてくれたことがありませんでした。なので絵本でも僕の大袈裟な「ばあ!」の声にも反応はとても薄かったのです。僕自身はこ...