!!ネタバレも確かにしていますが、それ以上に逆ギレしていますので、好きな人ごめんなさい!!
登場するキャラクターの履歴書を作って、演者にわたすなど、凝りに凝りまくるオタク監督。
だが、設定、キャラクターの面白さのわりに、ストーリーがいまいち、というのが、僕のデル・トロの印象。奇跡的に両方が高い次元で成り立ったのが「パンズ・ラビリンス」だが、ほかの「ヘルボーイ1,2」「パシフィック・リム」など、設定が勝りすぎ、ストーリーが残念なことも多い。「パシフィック・リム」は序盤などの語り口は大好きだが、ストーリー自体はちょっと眠いものであった。
その彼がその後に選んだのが、ゴシック・ホラーだという。どちらかというと、やはり「設定」で進むジャンルではあります。
結論から言うと、「パシフィック・リム」後のデル・トロ監督作というのにこの扱い、公開館数というのがすべてを語っている。何も新しいものはない。というか、よくぞここまで既視感バリバリの設定、ストーリーを映画にしたと思う。
デル・トロが、おいしい設定を自分なりの好みで集めたら、誰もが見たことあるような作品になっちゃったという。そりゃあ、お客さん、入らないかもしれない。おそらくみんな口をそろえて言う。

「どっかで見たよねえ」
そうねえ、はっきりと作品名は言えないけれど、日本でいうと、「梅図かずお」の世界か。
出演者についてだけど、ミア・ワシコウスカがこういうのハマるかと思ったら、全然だめだった。ゴシック・ホラーで女の子をきれいに撮れてない時点でアウトだと思います。
ヒドルストンは、その身の、芯の細さが、その境遇を物語りなかなかいいと思います。チャステインはまあ確かに、ここまでできる人。
だけど、どうせならここは、ティルダ・スウィントンでしょう。

「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」観てください!
こんなこと言ってもしょうがないんだけど、なんだかいちいちいちゃもんつけたくなる映画なんですよ。これ。
それもこれも

「『パシフィック・リム2』を撮らないで、コレかよ。」
というのがまあ、大多数人数の気持ちかと思う。
(100%逆ギレ)
世間知らずのお嬢さんに姉弟コンビで攻め落とす、というライフスタイルの姉弟。話運びで気に入らないのが、姉弟の正体が最初から怪しい体で進めていること。

妖しいのは素晴らしいんですが、お姉さんは簡単にキレる。
その二人が〇〇〇しているのは、やっぱり主人公と同様にどっきりさせてほしかったかな。はじめっから想像できてしまうからなあ、これ。。
幽霊?ああ、いましたね(笑)。
劇場公開日 2016年1月8日
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