「300 スリーハンドレッド 帝国の進撃」 勝ってどうする(笑)

300 スリーハンドレッド 帝国の進撃
劇場公開日 2014年6月20日

IMAX3Dを堪能したいがためのチョイス。

前作「300」は初めから負けると分かったうえでの、超屈強な野郎スパルタ族がどんだけ超人的な動きをして戦うか、というのと、「それでも」どう敗れ堕ちるか、というのが見ものだった。

その過程で、猿軍団や象さんや巨人がおもしろい、という、設定のみのストーリーどうでもいい、割り切りがその楽しさでもあった。

だが、本作、グダグダ前作のつじつま合わせなストーリーに一生懸命な点に辟易するのと同時に、死なないでどうするの!?という展開。

海戦、というのは、屈強なスパルタでなくても、なんとかなる、てな作り手の苦肉の策とは思うが、まあ、面白くないのです。

エヴァ・グリーン演じる女将軍もかっこいいのだが、その境遇や背景もグダグダ説明してしまって、ただの筋肉バカ映画にしたくない、という、見栄が本作ずーっと付きまとって、邪魔。

絵的にはザック・スナイダーの、前作のノリまんま。まあ、あのスローアクションが特段面白いとは少しも思ってないので、すぐに飽きました。

 

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