「ヘイトフル・エイト」ネタバレ 憎しみ満載の(忌むべき)8作目

!!注意 ネタバレです!!

 全くどうでもいい話ですが、僕は「エクソシスト2」が大好きです。

 エンニオ・モリコーネと言えば、僕にとっては「エクソシスト2」であり、「オルカ」であり、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」であり、「アンタッチャブル」である。素晴らしい曲ばかりです。
 

「ヘイトフル・エイト」

 まずは、これは日本人として言わせてもらう。
 

シンザン
シンザン

「70mm、観れる環境がなければ、意味がないでしょう?」

 

脚本流出!

 脚本が流出した影響か、ここに繰り広げられるものは、すべてタランティーノの、ムキになった面が出過ぎた「出さざるを得なくなった」かのような作品。

 序盤の「リーガンのテーマ」をあんまり意味がないところで使ったり、ワイドスクリーンを使った、奥行きのある見せ方が物足りないのと、大したできごとが起こっていないことにガッカリしています。

 登場人物もまるで、魅力の無い人物ばかり。サミュエルはいつものサミュエル。特にカート・ラッセルが序盤の立ち位置や引っ張り方が小物にしか見えない。

 さらにジェイソン・リーは、まさしく「リーガン」そのもので、だったらあの時の「リーガンのテーマ」は使い方自体がおかしいじゃないの?
 

「The Hateful Eight」

 憎しみに満ちた8人、という訳し方ではなくて、

 「脚本流出されて、ムキになって、冷静さを欠いてしまった、(タラ自身の)憎しみ満載の(忌むべき)8作目」

 と観終わった後、思いました。

劇場公開日 2016年2月27日

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